クランベリーはジュースで有名ですね。
クランベリージュースは古くから膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症に用いられてきました。
成分にはキナ酸やクエン酸やリンゴ酸などのような植物酸が多く含まれています。
ですから100%クランベリージュースは酸っぱいです!
クランベリーの作用は、豊富な植物酸によって尿が酸性化するため大腸菌が減り、菌が泌尿器粘膜に付着するのを防ぐと考えられています。
また、プロアントシアニジンは泌尿器粘膜を保護する役割があるとも考えられています。
そんなクランベリーですが、身近なスーパーで手に入るクランベリージュースは果汁含有量が非常に少なく、糖分がかなり加えられていますからご注意ください。
ドライフルーツにも加糖されているものが多いので注意してください。
メディカルハーブとしては、パウダー剤やカプセル剤として使用することが多いようです。
一般名 | クランベリー |
学名 | Vaccinium macrocarpon,Vaccinium oxycoccos |
和名 | オオミノツルコケモモ |
科名 | ツツジ科 |
使用部位 | 果実 |
主要成分 | 植物酸(キナ酸、クエン酸、リンゴ酸)、プロアントシアニジン、 果糖、ビタミンC |
作用 | 尿の酸性化や尿路への細菌の付着抑制 |
適応 | 膀胱炎、尿道炎、尿臭 |
特徴 | 赤い健康果実 |
安全性 | 未記載 |
備考 | 商業用クランベリーには砂糖が多量に添加されているので、 パウダー剤やカプセル剤で使用する |