だいぶ過ごしやすくなりましたね。

急に涼しくなると、かえって体調を崩す場合もありますので、お気をつけください。

それにしても、今年の夏も暑かったですね!

外が暑いと、電車やお店の冷房が強かったりするので、気温差で体調を崩しがちです。

これは、気温差が激しいと、体温を調節する自律神経がうまく対応できなくなるためです。

それを一般に夏バテなどというのかもしれません。

先日いらしたお客様も、この夏体調がおかしかったということでした。

ほてったり汗が出たりということで、更年期障害かも?というお話もされていました。

でも、もしかしたら他に原因があるかもしれません。

例えばこの方は、だいぶ水を飲んでいたようです。

汗によって失われるのは水分だけではありません。

塩分やその他のミネラルも一緒に失われます。

ですから、水分だけを補給してもダメなんですね。

むしろ水分を補給することによって、体液が薄まるので逆効果ということもあります。

かならずミネラルや多少の塩分・糖分を含む飲み物を飲むようにしてください。

できれば体液の浸透圧と同じくらいの濃度のものがいいと思います。

また、暑い時に冷たい飲み物を飲むと一時的に体が冷えて楽になるような気がします。

ところが、体が冷えると逆に体温を上げようと自律神経が働きます。

その結果、体温が上がったり汗が出たりします。

それがほてりや発汗につながるのです。

ましてや、冷房の効いた室内にいるのでしたら、なおさらです。

私は夏でも温かいハーブティーや、湯冷ましで割ったミネラルドリンクを飲むようにしています。

とくに冷房の効いた室内で過ごす機会が多い方は、できるだけ温かい飲み物を飲むことをおすすめします。

このように、体のしくみについて理解していると、1つ1つ納得しながら実践できます。

このような体のしくみは、私の専門分野の「生物」です。

ちまたでは健康に関するさまざまな情報があふれていますが、知識があれば、正しく判断して取捨選択できます。

私がアロマやハーブをとおしてお伝えしたいことは、まさにそれです。

そういう意味で、前回ご案内したハーバルセラピストコースは、体のしくみについてもひと通り学ぶことができる良い内容だと思います。

たとえば、ほてりや汗が出るから更年期障害かも?と思って婦人科を受診したりすると、もしかしたらホルモン治療をすすめられたりするかもしれません。

原因は、ホルモンのせいではないかもしれなくてもです。

医者といえども、すべての病気の原因がわかるわけではありません。

「自律神経失調症」と診断される場合は、原因がわからない場合が多いのです。

でも、人は原因不明だと不安になります。

病名が診断され、原因がわかると安心するのです。

「更年期障害」という診断も、似たところがあるのではないでしょうか。

ホルモン治療はできればおすすめしません。

ホルモンは微量に分泌されるものなので、かえって自分の体のホルモンバランスが崩れるからです。

ホルモンについては書き始めると長くなりそうなので、また次回にしたいと思います。

とにかく、医者や薬にたよる前に、まずはご自分の生活習慣を見直すところから始めてみてください。

私は、それこそ10代の頃から体のことには気をつかってきました。

だから、もう何十年も、医者や薬のお世話になっていません。

もちろん家族もです。

アロマやハーブのお話をしながら、そんな健康についてのお話もできたらと思っています。

皆様と、どこかの講座でお会いできるのを楽しみにしています。

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